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   環境経営とは、経営活動と一体化した環境活動のことをいいます。
 企業を取り巻く諸条件をみわたすと、環境問題の顕在化、環境問題の影響と対応は無視できません。また、環境法規制が強化されるなか、持続可能な循環型社会の構築に対応する必要性が高まっており、経営活動と一体化した環境活動に取組むことは企業の社会的価値を向上させ業績に貢献することになります。
 
   
   
  ■環境経営の必要性  
  [1]環境問題の態様の変化  
   かつての環境問題は、特定の事業活動に起因する地域的な公害問題でした。
 しかし、地球温暖化問題のように、ほぼすべての事業活動が環境問題の原因となる可能性を秘め、大量生産・大量消費・大量廃棄型の都市生活型公害や多種多様な化学物質による環境影響が顕在化した現代では、環境問題は複雑化多様化の度合いを強めています。
 これからの環境問題は、規制によって発生を回避することは困難です。消費者、企業、行政などさまざまな主体が自主的、積極的に対応し、それを促す社会システムの変革が期待されます。
 企業においては、環境保全への取組みの有効性や実施の確実性、それを確認するための透明性が求められます。
環境経営は、そのシステムの構築と運用、第3者による認証により、環境問題に的確に対応する有効な手段です。
 
  [2]市場からの要求の高まり  
   環境負荷が出来るだけ小さい製品やサービスを、環境負荷の低減に努力する事業者から購入するグリーン購入が普及しています。また、自らの製品やサービスの環境負荷を低減させる手段の一つとして、部品、部材等の生産材のグリーン調達も普及してきました。
 グリーン購入やグリーン調達を実践する消費者や取引先に自主的な取組みを認めてもらうには、環境経営システムの構築と運用、第3者による認証が有効な手段です。
 
  [3]環境リスクの増大  
   環境問題への取組みが十分でなかったために、事業者が経済的損失を被るリスクを「環境リスク」と呼びます。
 企業活動のグローバル化や環境法規制の強化等に伴い、環境リスクも増大する傾向にあり、その対応に環境経営システムの構築と運用、第3者による認証が有効な手段となり、環境問題に対応できる企業の体制整備が図られます。
 
   
  ■環境経営の効果  
  [1]経営管理強化の効果  
   環境経営の導入により、マネジメント機能が向上し、次のような効果をもたらします。
 特に、中小企業においては、全般的にマネジメントシステムが整備されていない場合が多く、マネジメントの導入による効果が顕著です。
 
 
目標管理に基づいた経営管理体制の確立
PDCAサイクルによる評価、見直しの定着による業務管理の的確化
コミュケーションの円滑化
 
   
  [2]環境マネジメントの実施結果  
   環境経営の導入は、事業者が個々に設定した環境目的、環境目標を達成することで、組織に次のような効果をもたらします。
 
 
管理対象とした環境負荷の低減
環境リスクの回避
 
   
  [3]その他の効果  
   環境経営の導入は、次のような副次効果をもたらすことが報告されています。
 
 
コスト削減:コスト削減効果は非常に多くの事例で実現しています。環境への影響を低減するために実施される削減可能な原料やエネルギー、プロセスの洗い出しや効率改善の取組みが、そのままコスト削減に直結するからです。
社会的信用の向上:環境経営の導入には人的、予算的な負担が発生します。しかし、環境経営システムの導入、第3者による認証が取得されることで、「経営管理がしっかりしている」との社会的信用やイメージが向上します。
 
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