80列マルチスライスCTの導入について
2021年3月9日
“かんほきょう”健康クリニックでは、2021年2月17日(水)から80列のマルチスライスCTを導入しました。
従来の16列に比べて、更新機種は80列のX線検出器とAIによるDeep Learning機能を用いた画像再構築機能を有しており、画像構築と診断の精度向上が図られました。
また、撮影のために息を止める時間が16列の約20秒に対して80列では約5秒になるほか、被ばく線量が16列の半分以下になるなど、受診者の皆さまの負担を軽減しています。
更新機種では、肺CT検査の他、COPD(慢性閉塞性肺疾患)や内臓脂肪量も追加で検査できるようになりました。
80列のマルチスライスCTは、広島県内の健診機関では当クリニックのCTを含め数台が導入されている状況です。(2021年2月時点)。
当会は、この80列マルチスライスCTを十分活用し、県民の皆様の健康づくりにこれまで以上に貢献して参ります。
- COPDとは、慢性閉塞性肺疾患(COPD:chronic obstructive pulmonary disease)と言い、従来、慢性気管支炎や肺気腫と呼ばれてきた病気の総称である。タバコ煙を主とする有害物質を長期に吸入曝露することで生じた肺の炎症性疾患であり、喫煙習慣を背景に中高年に発症する生活習慣病である。(一般社団法人日本呼吸器学会HPより)