2024年8月16日

全国飲料水検査研究発表会にて後藤主査が『会長賞』を受賞しました

環境生活センターの後藤主査が、2023年11月に東京都内で開催された「令和5年度全国飲料水検査研究発表会」で会長賞を受賞しました。このたびおこなわれた一般社団法人全国給水衛生検査協会の総会にてその表彰式が執り行われました。

後藤主査は水道事業課に所属し、水道水や井戸水などの飲料水の検査業務に取り組んでいます。現在、水道法で定められた水道水質基準項目の他に、水質管理目標設定項目、要検討項目として数百種類もの検査項目があり、それらを迅速かつ正確に検査するためには化学的な知識の他に最新の検査機器を取り扱うための高度な技術力が必要です。当協会では、同研究発表会において2019年度「委員長賞」、2020年度「会長賞」、2021年度「委員長賞」に続き4度目の受賞となりました。

受賞会議および受賞内容

主  催 一般社団法人全国給水衛生検査協会
会議名称 令和5年度全国飲料水検査研究発表会
開催日程 2023年11月21日(月)~22日(火)
開催場所 東京都大田区南蒲田 大田区産業プラザPiO
発表演題 水道水中ビスフェノール類分析法の検討と広島県内における実態調査
発表概要
  本研究では、ビスフェノール類のLCMSMSによる分析法を検討し、広島県内の水道水の分析結果を報告しました。分析結果では、目標値よりも大幅に低い濃度ではありますが一部の原水や浄水でビスフェノール類が検出され、ビスフェノールSがビスフェノールAと同程度の濃度で存在することが判明しました。
  また、水道施設の内面塗装の劣化によりビスフェノールAが溶出することも確認され、水道水中のビスフェノール類の濃度を把握することは、社会的関心に対応するだけでなく、水道施設の老朽化の程度を把握するのにも有用であると報告しました。
※ビスフェノール類
  ポリカーボネート樹脂やエポキシ樹脂などに使われる物質で、いくつかの種類があります。その中の一つであるビスフェノールAは、内分泌かく乱作用が疑われていますが、毒性評価が定まらないことや、浄水中の存在量が不明等の理由から要検討項目として、目標値0.1mg/L(暫定)に設定されています。ビスフェノールAの代替物質としてビスフェノールFやビスフェノールSが使われていますが、これらも内分泌かく乱作用の可能性が疑われています。

 

 

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