魚や両生類、水生昆虫や底生動物の調査のほか、これらの保全対策についても検討しています。フィールドは農村環境が多く、水田や用水路、ため池等で生物多様性保全手法の検討業務や条件付特定外来生物であるアメリカザリガニの駆除モニタリング業務も行っています。
また、生物保全の普及・啓発のために生きもの観察会を開催し、講師も務めています。
科学的根拠に基づく、正確な情報の提供を心掛けています。
生物調査では、それぞれの生物が棲む環境の状態を把握し、種ごとの生態特性を理解する必要があります。その上で、対象場所のポテンシャルを最大限引き出す努力をしています。
また、生きもの観察会では、生物を知ることの楽しさとともに、地域の歴史や文化によって成り立ってきた地元特有の環境のすばらしさを伝えるようにしています。
保全対策の提案が実を結んだ時は、達成感がありますね。
生物が対象の業務は、順応的な考え方(取り扱う対象は不確実性が伴うものであるという考え方)が求められ、成果につながるまで相応の時間と試行錯誤が必要となります。お客さまがそのことを理解してくれて、一緒に考えながら進めることが成果につながるものと思っています。
農村環境の保全は、その地域にすんでいる方々の営みによって、生物多様性が守られているということを理解してもらうことが大切です。水の生きものの困りごとがあったら、ぜひご相談ください。
2025年10月時点