80歳以上の胃検診(胃部レントゲン検査および胃内視鏡検査)実施不可について
2025年2月27日
胃内視鏡検査および胃部レントゲン検査の有効性は明らかですが、合併症なども特に高齢者において報告されています。また、どちらの検査も事前に食事を抜くことにより、脱水症状を引き起こすこともあります。
胃内視鏡検査では、心拍数や血圧が変動することにより全身状態が悪化することがあります。また、胃部レントゲン検査ではバリウムの誤飲による肺炎や腸閉塞の報告もあります。
これらを踏まえて、当クリニックでは、80歳以上の方については有害事象が発生しても速やかに対応できる公的病院などでの検査を推奨することとしました。
ついては、2025年4月から胃内視鏡検査と胃部レントゲン検査は原則79歳までとさせていただきます。
何卒、ご理解とご協力をお願いします。
2025年2月27日
一般財団法人広島県環境保健協会
健康クリニック 診療所長 武生 英一郎