新型コロナウイルス感染症の流行がもたらしたもの

2020年3月19日

新型コロナウイルス感染症については、国が水際での対策を講じてきているものの、2020年3月19日11:30現在で、日本で感染が確認された人はチャーター機で帰国した人も含めて924人となりました。このほかクルーズ船の乗客・乗員が712人で、あわせて1,636人となっています。

このような中、国やマスコミを通じて感染症対策のための咳エチケットや手洗いの実施について、繰り返しメッセージが発せられています。

ノロウイルスは、感染者のふん便や吐ぶつから大量のウイルスが排出され、その飛沫やウイルスが人の手などを介して感染します。また、インフルエンザも飛沫感染に加えて、咳などに含まれるウイルスが付着した手で様々な物に触れ、その物を別の人が触れることで感染する接触感染が知られています。

ノロウイルスは、例年12月に発生のピークを迎えますが、2019年12月は過去5年間で最低の検出率でした。また、今シーズンのインフルエンザは、流行に入るのが早かったものの、例年1月~3月にみられる発症ピークがなく、このままいくと報告患者数も少ないようです。(図は広島県の報告患者ですが、全国的にも同様に12月後半から減少傾向を示しています。)

ノロウイルスやインフルエンザによる感染者が例年より少ないのは、2019年12月~2月の冬の天候が東・西日本で記録的な暖冬となったことも一因でしょうが、国内の複数地域で、感染経路が明らかではない新型コロナウイルス感染症患者が散発的に発生し、国民の危機意識が高まったことで、多くの人が手洗いやマスク等を励行したことが影響しているのではないでしょうか。

 

国のメッセージ

国民の皆様におかれては、風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。感染症対策のための咳エチケットや手洗いの実施に努めていただくようお願いいたします。

 

ノロウイルス等検出状況(人のノロウイルス感染症は、ほとんどGⅡ遺伝子タイプによって起きるため、ノロウイルス感染状況を簡便に表すものとして掲載しています。)

出典:国立感染症研究所 2019/20シーズン(2020年2月19日現在報告数)

 

出典:広島県ホームページ
 

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