一般財団法人広島県環境保健協会では、地域活動支援基金を活用した事業の一環として、平成20年度から県内の公衆衛生推進協議会と共に、小中学生を対象とした「環境と健康のポスター・標語コンクール」を実施しています。 今年度は県内の小学校217校、中学校68校から、SDGs(持続可能な開発目標)を意識しながら環境分野「守ろう美しい地球」、健康分野「毎日の暮らしでつくる健康な体」をテーマに、ポスター11,686点、標語25,182点、合計36,868点の作品の応募がありました。
選考に当たっては、まず市町公衆衛生推進協議会で1次選考を行い、そこで選ばれた優秀作品をもとに、広島県環境保健協会が設置した選考委員会で2次選考を行いました。 2次選考では、「テーマ(『守ろう美しい地球』『毎日の暮らしでつくる健康な体』)に沿っているか」「地球や日本、私たちの住む地域への愛着が感じられるか」「小学生または中学生らしい独自の発想があるか」などを基準に、環境分野・健康分野別に、ポスター・標語についてそれぞれ「小学校低学年の部」「小学校高学年の部」「中学校の部」の3つの区分で、環境分野の最優秀賞は「広島県知事賞」、特別賞は「広島県教育委員会賞」「広島県環境保全公社理事長賞」「瀬戸内海環境保全協会理事長賞」「広島県環境保健協会理事長賞」、健康分野の最優秀賞は「広島県環境保健協会理事長賞」、特別賞は「広島県医師会会長賞」「広島県歯科医師会会長賞」「広島県薬剤師会会長賞」「広島県看護協会会長賞」とし、「優秀賞」「奨励賞」の合計124点の入選作品を決定しました。
令和6年11月22日(金)に、ホテル大広苑(竹原市)で開催した「第65回広島県公衆衛生大会~健やかな暮らしをつくる人々の集い~」の席上で、「令和6年度環境と健康のポスター・標語コンクール表彰式」を開催。各部門の最優秀賞、特別賞受賞者17人にご出席いただき、表彰式を行いました。 ステージでは、受賞者の作品を紹介した後、広島県健康福祉局地域共生社会推進担当山縣部長、広島県環境保全公社石迫業務執行理事、瀬戸内海環境保全協会春名常務理事、広島県医師会天野常任理事、広島県歯科医師会三好竹原・豊田歯科医師会会長、広島県薬剤師会豊見会長、広島県看護協会山本会長、当協会兼森理事長から賞状とトロフィーが贈呈されました。トロフィーのずっしりとした重みに驚きながらも、嬉しそうにトロフィーを抱える児童・生徒の姿がとても印象的でした。 また、ポスター部門の選考委員を代表して春名委員、標語部門の選考委員を代表して髙尾委員長が各部門の講評を行い、最後に髙尾委員長が今年度の作品全体を総括しました。
展示会場では、今年度の入賞作品124点を展示しました。大会に参加した県内の公衆衛生推進委員・市町行政担当者と一般参加者あわせて約400人が、児童・生徒の作品に見入り、感性あふれる作品を楽しみました。 また、ポスター・標語の入選作品を掲載した『環境と健康(号外)』を発行し、参加者全員に配布しました。