鋼材試験について
鉄筋コンクリートは、オフィスビルやマンション、橋梁など、私たちが生活している周りにたくさん使用されています。鉄筋コンクリートの鉄筋(鋼材)部分は、人間に例えると「骨」の役割と考えられます。
当協会の鋼材試験は、この鉄筋の品質管理として、引張試験や曲げ試験を行っています。ここでは、主な試験概要と使用する試験機などを紹介します。
鋼材引張試験
一般的なビルやマンションでは、直径20~30mm程度の鉄筋が使用されていますが、橋脚などでは、約50mmの鉄筋が使用されている場所もあります。この鉄筋は接合されて施工されるため、この接合部分が悪いとひびが入り、強い負荷により折れることが考えられます。そこで現場で施工された部分の試験を行い、品質確認を行っています。試験は、鋼材の直径D10~51mmまで対応できます。
鋼材曲げ試験
引張試験と同様に現場で施工された部分を曲げ試験により、品質確認を行っています。
試験片を一定方向に規定の角度まで曲げ、試験片の湾曲部の亀裂やその他の欠点の有無を調べます。曲げは、ねじれのないように、試験片の軸が曲げの軸に対して垂直に保たれるように行います。
引張試験機 | 曲げ試験機 |
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材料試験室 TEL:082-249-9535 / FAX:082-249-6473 - 建設材料試験のお問い合わせは zairyo@kanhokyo.com