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ご相談 水質分析サービスについて |
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ご相談 ] |
水にはさまざまな重金属が溶け込んでいます。
私たちが使っている水に含まれている重金属の濃度は極めて低いので、健康に害を及ぼすことはありません。
しかし、重金属をたくさん含んでいる地下水や廃棄物に由来する汚染水が流れ込んだ水を利用することがあります。
心配なときは調べたい水をもってきていただければ成分を分析します。
健康に害がある重金属は、含有される濃度の基準が設定してある場合が多く、その分析方法も決まっています。
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検査の手順 ] |
どのような目的で水を使うのかで検査する項目を決めていきます。
水の用途と検査項目によって分析方法を決めて濃度を測ります。
検査結果は、水質の基準と比べて、異常の有無を判定します。
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検査内容について ] |
水中の重金属の基準は、水道水の場合と公共用水域の場合で別々の基準が定められています。
水道水では、水道法に基づき、水道水質基準が設定されており、その基準を下回らないと給水をしてはいけないことになっています。
ただし、水道水の元となる、地下水や河川水の中には鉄,マンガン,銅,亜鉛などの重金属が含まれていることもあり、浄水場で取り除かれて各家庭に配られることになります。
公共用水域の河川、海水や地下水では、環境基準が設定されています。
検査の内容は、それぞれ設定されている基準の項目を行うことになります。 |
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重金属の説明 ] |
重金属は、土壌や動植物の組織内に蓄積される特性があるため、時として環境汚染や食品汚染を起こします。
現在、有害と言われる金属類は、クロム,カドミウム,亜鉛,ヒ素,ニッケル,鉛,アンチモン,銅,セレン,ホウ素,スズ,ストロンチウム,セシウム,バリウム,銀,ベリリウム,マンガン,水銀,モリブデン,バナジウム,ビスマスなどです。
これらの中には、微量ならば栄養学上必要なものも含まれていますが、量が多くなれば毒性を発揮するものもあります。また、全部が環境汚染や食品汚染を起こすわけではなく、その可能性の高いものは限られています。
過去に食品などに混入して問題になったものは、ヒ素,鉛,水銀,銅,マンガン,スズ,アンチモン,カドミウムなどがあります。
有害重金属による中毒としては、ヒ素入り粉ミルク中毒事件,熊本県水俣湾沿岸と新潟県阿賀野川河口で起きたメチル水銀中毒,富山県神通川流域のカドミウム汚染が原因と考えられるイタイイタイ病などがあります。 |
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