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 環保協は、広島で環境調査や様々な検査・分析を行っている団体です

環境情報集 広島県の条例 環境Q&A
環境Q&A
環境Q&A・不快害虫
ご相談
[ ご相談 ]

敷地内でユスリカが発生し、苦情が寄せられています。対策はありますか?
[ 回 答 ]
ユスリカの防除では、短期的には、殺虫剤(水和剤)の散布が効果的です。

しかし、2〜3ヵ月もすると、再び大発生することがよくあります。また、何度も殺虫剤を使用すると、ユスリカに薬剤抵抗性が生じて効果が小さくなるおそれがあるほか、他の生物に影響を及ぼすことも考えられます。

ユスリカに限らず、ハエやカなどの不快害虫対策では、発生源をなくすことが重要です。薬剤の散布と合わせて、幼虫が発生している場所の水を排水してしまう、あるいは、水路の泥を掃除するといった対策をとり、ユスリカ幼虫のすむ場所をなくしましょう。

また、天敵など自然の働きを活用する方法が有効です。
取り組み事例

当会は、埋立地の池で大発生したユスリカの抑制するために、天敵となるコイの放流を提案し、成功を収めたことがあります。この事例では、人工的な環境の食物連鎖を高度化し、生態系のバランス回復を図りました。埋立地という管理水域だからこそ取り得た対策です。

このような生物を使った防除の手法は、薬剤よりはるかに安価で、効果が持続し、他の生物にも影響の少ない方法です。

 
ユスリカ幼虫 大発生した
ユスリカ幼虫
コイ稚魚の放流 池で成長したコイ
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