ごあいさつ
当協会は、1957年(昭和32)年に住民組織である市町村公衆衛生推進協議会(略称「公衛協」)が集い、任意団体の「広島県地区衛生組織連合会(略称「県衛連」)を創立して以来、地域社会における公衆衛生、環境保全の向上を目指し、公衛協と共に、県民の健康づくりと住みよい環境づくりを使命として活動してまいりました。
組織は、1961(昭和36)年「社団法人広島県地区衛生組織連合会」、1995(平成7)年「財団法人広島県環境保健協会」、そして2013(平成25)年に「一般財団法人広島県環境保健協会(略称「環保協(かんほきょう)」)と移り変わり、社会情勢の変化に応じて活動内容を変えてきましたが、使命は変わることなく継承しております。
人生100年時代と言われる超高齢社会を迎え、また、新型感染症の蔓延により働き方や社会生活が変化する中で、健康寿命の延伸や健康経営の推進、がん検診受診率の向上、大規模自然災害の原因とも言われる地球温暖化の防止(カーボンニュートラル)、海洋プラスチックごみ問題など地域社会が抱える保健・環境分野での課題は山積しています。
私たちは、このような時代であるからこそ、先人から受け継いできた、高き理想と熱き情熱を思い起こし、課題解決に向けて果敢に挑戦していきたいと考えています。
その契機として、2023(令和5)年4月から、基本理念「みんなの生命(いのち)をまもりつづけたい」の下、第2次経営ビジョン「環保協ビック・ピクチャー2033 信頼と技術で『価値を共創』する環保協」をスタートさせました。
これまで築いてきた経営基盤、そして長い歴史の中で培ってきた信頼と技術力を更に高め、当協会の使命達成に全力を尽くし、地域社会と当協会の持続的発展に繋げてまいります。
今後とも皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。
2024年7月
一般財団法人 広島県環境保健協会
理事長 兼森 裕