特定健診(特定健康診査)・特定保健指導について
特定健診(特定健康診査)とは
日本人の死亡原因の多くを占める生活習慣病の予防を目的として、「メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)*」に着目して行われる健診です。
*メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)とは
内臓脂肪の蓄積をベースに脂質異常・高血圧・高血糖など動脈硬化症の危険因子を2つ以上持つ状態です。危険因子が複数重なると、動脈硬化が急速に進み(正常者の約30倍)、脳卒中や心筋梗塞などを発症しやすくなります。
内臓脂肪の蓄積をベースに脂質異常・高血圧・高血糖など動脈硬化症の危険因子を2つ以上持つ状態です。危険因子が複数重なると、動脈硬化が急速に進み(正常者の約30倍)、脳卒中や心筋梗塞などを発症しやすくなります。
特定健診項目
実施日 | 月曜日~金曜日(祝日・年末年始・お盆を除く) | |
---|---|---|
費用 | 特定健診 | 8,030円 (本体:7,300円、消費税:730円) |
詳細健診 | 4,180円 (本体:3,800円、消費税:380円) | |
健診内容 | 特定健診 | 質問票(服薬歴・喫煙歴 等) |
身体測定(身長・体重・BMI・腹囲) | ||
血圧測定 | ||
血液検査 脂質検査(中性脂肪・HDLコレステロール・LDLコレステロール) 血糖検査(空腹時血糖 またはHbA1c) 肝機能検査(GOT・GPT・γ‐GTP) | ||
尿検査(尿糖・尿蛋白) | ||
詳細健診 | 心電図検査 | |
眼底検査 | ||
貧血検査(赤血球・血色素・ヘマトクリット値) | ||
腎機能検査(血清クレアチニン+eGFR) | ||
対象者 | 40歳~74歳の健康保険加入者 |
従来の健康診断の目的は、病気の「早期発見・早期治療」であるのに対し、特定健診はメタボリックシンドロームに着目した「予防」が目的であるため、「早期介入・行動変容」が重要視されています。
特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣を改善することで予防が期待できる場合には、特定保健指導が行われます。
ひろしま県民テレビ『生活習慣病を防止!特定健診を受けよう!』(Youtube動画サイトへ移動します)
特定保健指導とは
40歳以上75歳未満の方で、生活習慣病の発症リスクが高い方を対象に行われる保健指導です。まず自らの健康状態を知っていただき、生活習慣の振り返りを行います。生活習慣改善の目標を設定し、その取り組みを実行し、継続していただけるよう専門スタッフ(医師、保健師、管理栄養士など)がサポートします。
特定健診の結果をもとに、リスクの高さに応じて対象者の選定(階層化)を行い、「動機付け支援」、「積極的支援」を行います。
特定保健指導対象者の選定(階層化)
内臓脂肪肥満リスク | 追加リスク | ④喫煙歴 | 対象 | |
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①血糖 ②脂質 ③血圧 | 40~64歳 | |||
A. 腹囲≧85cm(男性) 腹囲≧90cm(女性) |
2つ以上該当 | – | 積極的支援 | |
1つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
B. 上記以外でBMI≧25 | 3つ該当 | – | 積極的支援 | |
2つ該当 | あり | |||
なし | 動機付け支援 | |||
1つ該当 | – | |||
※前期高齢者(65歳~74歳)は、すべて動機付け支援の対象 |
皆様お一人おひとりに最適な特定保健指導で健康づくりを支援します。
生活習慣病は、規則正しい生活やバランスのとれた食事、適度な運動で予防可能です。受診者の皆様に生活習慣の改善の重要性をご理解いただくことが健康寿命延伸の第一歩と考え、オーダーメイドの保健指導を心掛けています。脱落率は5%未満、終了までしっかりサポートします。
年に一度、健診を受診し、特定保健指導を利用して健康づくりに生かしましょう!!
お申し込み・お問い合わせ
一般財団法人 広島県環境保健協会 健康クリニック
〒730-8631 広島市中区広瀬北町9番1号
TEL:082-232-4857/FAX:082-293-2214
Email:kenkou-c@kanhokyo.com
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