コイヘルペス調査
当協会では、コイ疾病まん延防止対策に向け、コイ科魚類の疾病の一つであるコイヘルペスウイルス病(KHV病)の原因であるコイヘルペスウイルスを対象とした分析をおこなっています。
分析方法は、ノロウイルスの分析でも応用されている遺伝子増幅法で行います。遺伝子増幅法は、精度、感度の両方で優れた方法で、近年では臨床分野や食品衛生分野など多方面で活用されています。
コイヘルペス病(KHV病とは)
コイヘルペスウイルス病(KHV病)は、わが国では平成15年11月に茨城県霞ヶ浦で初めて確認され、その後、感染地域が広がり、広島県においても平成17年5月に確認されました。KHV病とは、コイヘルペスウイルス(KHV)により引き起こされるマゴイとニシキゴイの病気です。春から秋、水温が20~25℃の頃に発病し、水を介して広がることがわかっています。KHVに感染したコイは、死亡率が高く、遊泳行動が緩慢となり、摂餌不良やエラの退色などの症状が現れます。人には感染しませんが、感染したコイを池に放っておくと瞬く間に他のコイも感染するため、定期的な監視により早期発見・対応が重要になってきます。
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食品衛生課
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