化学物質調査
- 絶縁油PCB
- PCBとはPoly Chlorinated Biphenyl(ポリ塩化ビフェニル)の略称で、人工的な油状の化学物質です。特徴として、水に溶けにくく、沸点が高い、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノンカーボン紙など様々な用途で利用されていましたが、現在は製造・輸入ともに禁止されています。
- アスベスト
- アスベストは石綿とも呼ばれる天然鉱物であり、安価で耐熱性が高いことから建設資材などの様々な用途に使用されました。しかし、繊維のような形状を持つことから、飛散したアスベストが呼吸により気管支や肺に取り込まれ、刺さり、沈着し、肺がんや中皮腫に至ることが分かり、現在は使用されていません。
- ダイオキシン類
- ごみ焼却等により発生したダイオキシン類の分析を行っています。当協会はMLAP(特定計量証明事業所認定)を取得しており、「大気中のダイオキシン類」「水又は土壌中のダイオキシン類」の認定を受けています。
- シックハウス
- 室内空気汚染、シックハウス症候、化学物質過敏症など、様々な呼び方がありますが、これら住居内での室内空気汚染に由来する様々な健康障害を総称してシックハウス症候群(sick-house-syndrome)と呼びます。築・増改築後の建物による、めまい、吐き気、眼・鼻・喉の痛みなどの症状を訴えるシックハウス症候群は、住宅建材、あるいは工事途中で使用する接着剤、塗料、防腐材、防蟻材に含まれている化学物質の使用が直接の原因になっています。
- 作業環境測定
- 作業環境測定は、健康リスクのある労働環境に従事されている労働者を守るために、法律に基づき定期的な測定が必要です。
当協会は、日本作業環境測定協会が実施する精度管理事業で5回連続「優秀賞」を受賞している機関です。
最近では、職員の健康上のリスクを減らしたいと考える会社経営者の方や、労働基準監督署から是正を求められたなど、測定に関するお問合せが多くあります。